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母性は洗脳、恋愛は宗教
執筆者:Hiroko セックスや自然妊娠を望むのは旧世界的価値のマイノリティで、人工子宮をつければ男性も出産をすることができる。 政府は少子化対策のため10人産んだら1人殺せる”殺人出産制度”を採用し、出産を望む多くの男女の動機は愛ではなく殺意になっていた。...

Hiroko
2022年11月3日読了時間: 3分


フェミニストは、お好き?
執筆者:Hiroko 世界の文学賞を総なめにしているナイジェリア出身の女性作家がいる。 彼女の名は、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ 1977年にナイジェリア南部のエヌグで生まれ、19歳で奨学金を得てアメリカ留学のため渡米し小説を書き始める。 2001年、短編『You...

Hiroko
2022年9月8日読了時間: 3分


赤線地帯のファム・ファタル
執筆者:Naoko 酒や煙草、身体に毒と理解していてもやめられないものがある。 吉行淳之介の『不作法のすすめ』は精神的に毒と理解していても読むのを途中でやめることが出来ない一冊だ。 決して高尚な有用な随筆ではない。 どちらかというと、彼の下衆で低俗な日常"だけ"を切り取った...

Naoko
2022年9月1日読了時間: 4分


人間が、こわれていく。
執筆者:Hiroko 人間は弱いものだな、と常々思う。 人間はふとした弾みでいとも簡単に壊れていくものだ。 原因はそれぞれだが、一度体を預けてしまうと支えなしでは歩けなくなる。 なんとか隠していた本心や過去をせき止めておけなくなる。 そう感じたことは誰にでもあるだろう。...

Hiroko
2022年6月23日読了時間: 2分


あなたの中の初々しさ
執筆者:Naoko ロシア軍のウクライナへの行軍関連のニュースにて、傷つけられるウクライナの市民たち、演習と称して無理やり行軍させられ捕虜となったロシアの若者の姿を見るにつけ、心が激しく揺らぐのを感じて過ごしている。 ミサイルが着弾して、白い噴煙を上げながら一瞬で瓦礫となる...

Naoko
2022年3月3日読了時間: 4分


監視の先は統制かディストピアか
執筆者:Hiroko 20世紀イギリス文学の最高傑作、ディストピア小説の金字塔と言われ、名作ランキングで常にトップに君臨する小説がある。 1949年に出版された、ジョージ・オーウェルの『一九八四年』だ。 その後のディストピア文学にはもちろんのこと、政治的思想など多岐にわたり...

Hiroko
2022年2月10日読了時間: 4分


純文学と官能小説の狭間で
執筆者:Naoko 『姫君を喰う話』というセンセーショナルなタイトルの本を書店で見かけ、本能的に手に取ってしまった。 「喰う」とは、性的なものを意味する比喩なのか、それともカニバリズムを意味する猟奇的な物語なのか、腹の奥がこそばゆいような奇妙な感覚に陥りながら、おずおずと会...

Naoko
2022年1月20日読了時間: 5分


弱き人間たちの品評会
執筆者:Hiroko これは、共依存を様々な角度から書いた小説だ。 不倫相手とのセックスの回数を記録する女に徘徊老人、家のドアを開けっぱなしにする裸男に面倒見が良すぎる聖職者。 たまたまTwitterのタイムラインに流れてきて見つけたのがこの本。...

Hiroko
2021年12月16日読了時間: 3分


#MeTooのゆくえ
執筆者:Naoko 2017年に映画プロデューサーがその立場を利用し、映画出演の女優たちに対し、セクシャルハラスメントを行い、訴えられたことにより広まった#MeToo。 世界中でMeTooの声を上げる女性がいる中、心当たりのある男性は、さぞや肝が冷えたのではないだろうか?...

Naoko
2021年11月12日読了時間: 7分
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